都心部の建売と郊外の注文住宅の利便性はどちらが良い?
都心部と郊外の違いを最も感じる時期はいつ?
都心部と郊外の違いといわれて、どのようなものを想像するでしょうか?
さまざまな違いがありますし、「ライフステージによって違いがあるのでは?」と感じる方もいらっしゃると思いますが、最も実感するのは2つの時期だといわれています。それは子育てをする時期と老後。
多くの方が子育て期に家を購入するケースが多いことから、子育て期が重要なのは納得できますが、その後数十年たった老後に、また周辺環境の違いを実感するのは面白いところかもしれません。
子育て期は「周辺環境を意識する」という方が多くいます。環境と聞くと「自然が豊かなところ」をイメージする方もいらっしゃいますが、ここでいう環境とは、自然環境はもちろんのこと学校や塾、病院の近さ、買い物しやすいことなどを含めた、さまざまな環境のことをいいます。
では、さっそく見ていきましょう。
子育て期に重要な通学環境
都心部は人口が多いので、学校が多くあります。国が定める通学時間に関する基準は、「小学校は4 km以内、中学校は6 km以内」となっています。一方、福岡市の基準では、「小学校が概ね2km以内、中学校が概ね3km以内」と都心部ならではの距離の近さとなります。
少子化が進む中、学校の統廃合が行われて学区が広がり、通学時間が長くなる傾向が全国的に見られます。距離が長くなれば、交通事故に遭う可能性が高くなるほか、身体的な負担が大きくなることや帰宅時間が遅くなるなどの問題が出てきます。中には、公立の学校でありながらバス通学が必要なケースがあり、経済的な負担が大きくなります。
もちろん郊外に住んでも、小学校や中学校が近いという環境であれば通学環境は変わりません。これはじっくりと検討すべき点です。
また最近は、小中学校から私立に行くお子さんが増えていますし、高校になれば通学圏内にある学校から選択することになります。学校生活はその後の人生を決める大きな選択になるともいわれ、どの学校に行くにしても、より広い選択肢がある方がよいでしょう。
さらに塾や習い事にこだわりたい方は、やはり選択肢が多いのは都心部になります。特に学習塾はお子さんにかかる時間的負担が大きいので、立地は十分に配慮すべきです。
日常生活に直結する買い物の問題
買い物難民という言葉がニュースで取り上げられるようになって久しいですが、改善されているケースは少なく、残念ながら増えているともいわれています。これは立地にもよりますが、日常生活に最も大きく関わるので軽視できない問題です。
農林水産省が発表した「食料品アクセス問題に関する全国市町村アンケート調査結果」によれば、買い物難民に対する行政の対策がされていないところが問題視されています。
ここで注目したいのは、大都市部では対策が必要なのに何の対策もとっていない地域はないという点です。一方で中核都市や小都市においては、「他の事業と比べて優先順位が低い」「どのような対策を実施すべきか分からない」「財政上の問題から対策を実施できない」などの理由で、行政が何の対策もしていないところが多くなります。
今後は人口減少することが分かっています。さらに買い物がしにくくなる地域は増えると考えられており、住む場所には十分気を付けたいものです。
最後に
ここまでで、都心の建売と郊外の注文住宅いう選択肢について皆さんはどのようにお考えでしょうか?
家に長く住むという観点から見れば、都心の建売という選択肢の方が便利で幸せなのかもしれません。
シアーズエステートは、グループ全体で引渡しを終えた住宅が6000戸以上(注文住宅約5600戸、建売住宅約400戸)。注文住宅のクオリティを建売住宅で実現し、多くのお客さまの支持をいただいています。しかも売主でもあるので仲介手数料などはかかりませんし、ローンのサポートなども万全です。