独身でマイホーム購入をする際のメリット・デメリットを解説
独身でマイホームを持つメリット4選
まず、独身でマイホームを持つメリット4つを解説していきます。
1.比較的安価な値段で持ち家の取得が可能
独身でマイホームを持つ場合、比較的安い価格で買うことも可能です。独身であれば1人で住むためそこまで多くの部屋数は必要なく、コンパクトなサイズの土地や建物も候補に入れることができます。
しかし、1人暮らし用のサイズであればそこまで多くの費用をかけずともマイホームの購入が可能となるため、独身者の大きなメリットといえます。
2.自分自身の仕事などの都合を優先させやすい
独身のマイホーム購入の場合、自分自身の仕事などの都合を優先させて物件の場所や立地などを決めることができる点もメリットです。
家族でのマイホーム購入の場合、配偶者の勤務先や子どもの学校、実家からの距離など、さまざまな要素を考えて場所や立地を検討しなければなりません。その結果、自身が望む条件とは必ずしも合致しないケースも出てくるでしょう。
一方で、独身であれば自分の職場からのアクセスや買い物の利便性など、自分が求める条件を重視して住居を選ぶことができるため、満足度の高いマイホーム暮らしが期待できます
3.騒音などの生活トラブルの減少が期待できる
持ち家の場合、周囲の騒音トラブルなどの減少も期待できます。賃貸暮らしの場合、隣や上下の階の住民の騒音に悩まされたり、反対にこちらが音を立てないよう気を使ったりすることもあるでしょう。そのような生活上の懸念があると、本来抱えなくて良い余計なストレスを感じることになり、生活の満足度低下につながります。
反面、一戸建てなどのマイホームに住めば、賃貸とは違って隣の部屋や上下の階の住民との騒音トラブルに悩まされる心配はほとんどありません。
4.単身高齢者になった後も住居の心配をしなくて良い
マイホームを購入する場合、住宅という一生涯の自分の資産ができるため、老後の住居に悩む必要がなくなります。
独身は自由さが大きな魅力の1つです。いろいろな場所に引っ越して賃貸暮らしを続けるという生き方も素晴らしいでしょう。ただし注意すべきは老後です。
老後になると、なかなか賃貸物件の審査に通らなくなり、住める場所がなくなってしまうリスクがあります。
独身者の場合、子どもなどの周囲の家族に頼ることもなかなかできません。独身者のマイホーム購入は、将来のことを見据えて自分の住居を準備できるメリットがあります。
独身でマイホームを持つデメリット3選
メリットも多い独身でのマイホーム購入ですが、一方でデメリットはあるのでしょうか。以下では、独身でマイホームを持つデメリットを3つ説明します。
1.今後もし家族が増えた場合に、家が手狭になる可能性がある
1人暮らし用のマイホームを購入する際は、一生独身を貫くと思って購入する方も少なくないでしょう。しかし、その後にもし結婚をして家族が増えた場合、家が手狭になる可能性がある点がデメリットの1つです。
はじめから広めのマイホームを購入している方であれば問題ないでしょう。一方でコンパクトなサイズのマイホームを購入していた場合は、限られたスペースで工夫をするか、増築や住み替えを検討する必要が生じます。
2.部屋や庭の掃除の手間が増える可能性がある
多くの場合、賃貸暮らしよりも持ち家のほうが間取りは広くなるでしょう。独身者の場合、賃貸暮らしの際はワンルームや1Kなど必要最低限の部屋数での生活が一般的です。そのため、持ち家になる場合は、部屋数が増え、場合によっては庭なども所有することになります。
生活空間が増えることはメリットである一方、その分部屋や庭の掃除が必要となり、手間が増える点ではデメリットにもなります。
3.子孫に継承していくことができない
持ち家は自分自身の一生涯の資産になるだけでなく、相続をすることで子どもや孫へ継承していくこともできます。つまり、一族としての一生涯の資産にしていくことも可能です。
しかし、子どもなどの家族がいない独身の場合では、持ち家を子孫に継承していくことができない点がデメリットといえます。