独身でもマイホーム購入を決めた方が、購入に踏み切ったポイントとは
独身でマイホームを持つ人の特徴
ここでは、独身でマイホームを持つ人の主な特徴について紹介します。
賃貸の家賃を支払うのがもったいないと考える人
賃貸暮らしの場合は毎月家賃を支払います。持ち家で住宅ローンを組む場合は、毎月住宅ローンを返済します。つまり、賃貸・持ち家どちらの場合でも、毎月住居に対する出費は固定費として発生するのです。
ただし、両者の違いとして「住宅が自分の資産になっているかどうか?」という点があります。持ち家の場合は自分の資産に対して毎月出費しているのに対し、賃貸の場合は他人が所有する物件に対して毎月出費することになります。
したがって、賃貸の家賃を支払うのがもったいない感じる方は持ち家に切り替えることになるでしょう。
家賃の支払いが何十年間と続く場合はやはり高額な出費になるため、結果的にマイホームを購入したほうが得だと考えるのです。
社会的信用が高い人
マイホームを持つ場合、多くの場合住宅ローンを組むことになります。住宅ローンを組む場合、申請者の職業や給料、ローン履歴など、これまでの信用情報を基に審査を受けます。
そのため、信用情報に目立ったマイナス点がなく、社会的信用が高い独身者が住宅ローンを組んでマイホーム購入を決断する傾向にあります。
独身でマイホームを持つ際に押さえておくべきポイント
次に、独身でマイホームを持つ際のポイントを解説します。
自分にとって利便性の高い立地を選ぶ
独身でマイホームを持つ場合、ご自身にとって利便性の高い立地を選ぶとよいでしょう。
独身の場合、職場へのアクセスのしやすさ、近隣の飲食店などの充実性といった条件がより重要になってきます。
物件そのものの魅力も重要ですが、便利な場所で生活ができるかどうかも同様に重要です。
必要な場合は売却や貸しに出すことも視野に入れておく
将来もし結婚などによって家が手狭になった場合は、持ち家を手放す可能性もゼロではありません。
必要となった場合にスムーズに売却や貸し出しを行えるように、資産価値を意識してマイホームを購入するとよいでしょう。
独身で住宅ローン審査を受ける際に注意すべきこと
多くの場合、独身で住宅を購入する場合においても住宅ローンを組むことになります。マイホーム取得にあたっては、住宅ローン審査は重要なステップです。ここでは、独身で受託ローン審査を受ける際の注意点を解説します。
世帯収入ではなく、自分1人の信用や収入の見込みが審査される
独身の場合、世帯収入=自分1人の収入となります。したがって、住宅ローン審査の際は、自分1人の収入を見られることになります。
この点においては、世帯収入=2人分の収入となる共働き世帯よりも不利な点といえるでしょう。
また、クレジットカードの過去の支払い状況など、自分自身の信用情報も住宅ローンの審査に直結するため、これまでに支払い遅延がなかったなども注意して確認しておきましょう。
連帯保証人が求められる可能性がある
住宅ローンを組む際に加入する保証会社の判断によっては、連帯保証人が求められる可能性があります。
そのため、連帯保証人を立てられるように準備しておくか、難しい場合は連帯保証人が不要な保証会社を選定するとよいでしょう。
独身のマイホーム購入も多くの魅力がある
家族のイメージが強いマイホーム購入ですが、独身の場合でもマイホームを購入される方はいます。独身であっても毎月の家賃の支払いは積み重なると膨大な金額になるため、それがもったいないと感じる方などは持ち家に切り替える傾向が強いといえます。
独身の住宅取得は、比較的安価に購入しやすい、自分自身の仕事の通勤などの都合を優先させやすい、老後の住まいの心配がなくなるなどのメリットがあります。一方、もし将来結婚した場合は、スペースの工夫や増築、住み替えなどが必要となる点はデメリットといえます。
したがって、独身の場合は生活の利便性を考慮したマイホーム購入を検討するとともに、持ち家の売却や貸し出しの可能性も事前に見据えた計画を立てていくとよいでしょう。