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20代で一戸建てを購入するときの条件とコツ


監修者:金澤 哲

20代で一戸建てを購入するときの条件とコツ
今の社会は多様化がキーだと言われます。これをマイホームに当てはめれば、購入することは定住とセットであり、多様化を妨げられると考える人がいます。しかし、一方では、若いうちに家を購入したいと考える人も多く、それは素晴らしい考え方であり、応援したいと思っています。
今回は、20代で一戸建てを買うということをテーマに、購入するときのポイントをお伝えします。

Z世代の家に対する考え

ある集まりで、20代前半の若者たちと話をする機会がありました。その中に、いわゆる”主張強め”な男性がいて、「今どきの若者はマイホームなんて発想は持っていない。それぞれのタイミングで、納得して住める家、特にマンションにずっと賃貸で住んでいきたい」と主張していました。

周りにいた人は、「そうだね」と同意していたのですが、微妙な感じもあり、気になっていたのです。
そんな折、ある調査を見つけました。

それは、YKK APが「住まいに関する意識調査」を行い、2022年6月に発表されたもの。
調査対象となったのは全国の15歳~69歳の男女です。その中で、これから社会の中心となるZ世代(15~24歳)に、今後の住宅購入予定を聞くと、約6割が「購入・所有したい」と回答していました。

まずは半数以上の人が住宅を購入・所有したいと考えていることに安堵しました。集まりで話していた彼は、主張が強かっただけでしたね。

しかも、その中で「新築・戸建住宅」を希望している人は42.6%と最多。次いで「新築・マンション」の26.8%、中古戸建が13.1%と続きます。

若者の経済感覚

もうひとつ。若い世代の感覚が変わってきたという話を紹介したいと思います。これを教えてくれたのは、複数の大学で講師をしている方です。彼の専門は住宅関連でも婚姻関係でもないのですが、多くの学生や卒業生と関わっていく中で、大きな変化を感じているということでした。

それは、夫婦の経済的な負担感覚の変化。

ずっと昔(Z世代の親の時代)は、男女雇用機会均等法は施行されていましたが、実社会はまだまだ均等とはいえない時代でした。また、寿退社(結婚のために仕事を辞める)は減りつつありましたが、子どもが生まれれば仕事を辞める人が大多数。

そのため、結婚と同時に2人の財布はひとつになるのが当然で、主な稼ぎ頭は旦那さん、それをサポートするのが奥さまというスタイルが一般的でした。

それが時代を経て変わり、出産後も働く人が増えています。もちろん、すべての人が同じ職場で働き続けるわけではありませんが、働く人が増えたのは間違いありません。

こうなってくると、収入面での格差がない夫婦や女性の方が多い例も出てきます。その結果、夫婦のお財布事情も変わってきて当然・・・となるわけです。

大学講師の話によれば、「負担は半々が基本。出産や仕事の都合で収入が減れば負担を減らすことはあっても、最初から旦那に100%負担という感覚はなくなっている。また、貯金もそれぞれがする家庭が増え、相手がどれくらい貯めているのか知らない家も多い」とのこと。

収入についても具体的な数字を知らないことも珍しくなく、「家を購入する時点で、そんなにもらっていたの?となる夫婦もいる」そうです。

確かに、以前は家を購入するときの名義は旦那様だけが多く、共有名義であってもその差は大きかったのですが、最近は差が縮まってきています。

若い世代が家を買うときに重要視すべき3つの条件

では、これらの変化を踏まえ、若い世代が早い段階で家を持つには、どのようなところにポイントを置けばよいのかを考えていきましょう。

価格を抑えた家

若い世代は収入が低いため、高額な住宅ローンを組むことはできません。また、ギリギリいっぱいまで組んでしまっては、日々の生活で節約に励まなくてはならず、充実した日常を過ごせなくなります。

また、これから年収は上がっていくと思いますが、家族が増えれば教育費などの負担も大きくなっていくので、やはり価格が安い家を購入する方が安心です。

もちろん、安かろう悪かろうでは意味がありません。この点は十分に気を付けたいもの。できる限り高クオリティでコストパフォーマンスのよい家を選ぶようにしてください。

立地条件に納得できる家

家を選ぶとき、さまざまな条件がありますが、特に重視したいのは立地です。
立地とひとことで言っても、さまざまな基準があります。

代表的なものは、駅から家の距離。お子さんが通学するときにも高校生になると電車を使う方も多く、この距離は重要です。ご夫婦で仕事をしているとお子さんの送り迎えに時間を割くことができません。

しかも、夫婦で仕事をしている場合、どちらの仕事場にもアクセスしやすい駅を選ぶこともポイントとなります。旦那様だけが仕事をしているなら、多少距離があっても家庭は奥さまが守ってくれているので安心かもしれませんが、2人ともが働くのではこうはいっていられません。駅選びは重視すべき点だと言えます。

間取りが柔軟な家

若いご夫婦は、家族の形がさまざまに変わります。家を買ってから、お子さんが生まれて家族が増えることもあるでしょうし、成長すれば、いつかは独立するでしょう。また、共働きであれば、お子さんが小さいうちは特に、ご実家とのつながりが強い家もあります。

それを考えると、家の間取りが柔軟な家を選ぶことが重要になります。例えば、広いリビングと横と部屋を開けっ放しにして使えたり、簡単に仕切って独立した部屋にできるなど、それぞれの家族の人数に合わせて組み変えられるとよいですね。

イメージ通りの家を買うコツ

では、どのような家を購入すればよいのでしょうか?

まず夫婦のそれぞれが譲れない条件を出し合う

最近は共同名義で購入することが多くなっています。自分の名義で購入するからには、譲れない部分もあるでしょう。そのため、まずはお互いに譲れない条件を出し合って整理していきます。

どうしても譲れない部分と、できれば取り入れてほしい条件を分けて出すのがポイントです。

意見を出し合った結果、お互いが譲れないと考える部分が対立することがあるかもしれません。「なぜ譲れないのか?」といった理由を話すことで納得できることも出てくるでしょう。

また、どうしても調整できなかった条件は、実際に家を見ていく中で調整するのも手。どちらにしても、このステップを踏むことで家を探す手間も短くなります。

いくらの家が買えるかシミュレーションしてみる

いくらくらいの家を購入できるのかが分からなければ動き出せません。そのために、住宅ローンでどれくらいの家が購入できるのかの目安を計算してみましょう。

今はWEBで探せば、毎月どれくらいの支払をしていけば、どれくらいの金額になるのかを計算してくれるサイトがあります。一度、毎月の返済可能額をベースにして計算してみることをおすすめします。

またその際、金利によって合計額が大きく変わることがお分かりいただけると思います。一緒に住宅ローンの勉強もすると一石二鳥ですね。

コストパフォーマンスの高い新築建売が賢い選択

一戸建ては大きく分けると、建売住宅と注文住宅に分けられます(他に建築条件付き土地もあります)。建売住宅は、土地と住宅をセットで購入するもので、注文住宅はまず土地を購入してから、そこに家を建てるものです。

注文住宅は好きな家を建てられるメリットがありますが、土地を購入した時点では家を建てるのにいくらかかるのかが分かりません。金銭的に余裕がない場合、結局は多くの点に妥協をしなければならなくなり、メリットはかなり減ってしまいます。

その点、建売であれば、最初からいくらで土地と家を買えるのかが明確になっているので安心です。

また、建売は資材をまとめて購入する上、個別の設計料が不要なため、同じクオリティの家で比較するなら圧倒的に建売住宅の方が安く購入できます。まずは建売に絞って家探しをするとよいでしょう。

頭金はなくても早くに家を買う方が結局負担は少ない

「マイホームを購入するのは頭金を貯めてから」とよく聞きます。それは必ずしも正しいとは言えません。なぜ頭金を貯めてからと言われてきたかといえば、一昔前は頭金がなければ住宅ローンが組めなかったからです。

しかし今は、賃貸住宅に住みながら頭金を貯めて家を購入した場合と、頭金がない状態で家を購入した場合の住居に払うコストを比較すると、安く済むのは頭金なしで家を購入した方です。

仮に賃貸住宅に払う家賃と同じくらいで家を購入できたとして、頭金を貯める感覚で貯金をしていき、繰り上げ返済をすると住宅ローン返済期間が短く済み、かなり余裕のある生活ができます。

これについては以下のページで詳しく説明していますので、興味のある方は参照してください。

【家を買うのは頭金が貯まってから? 住宅ローンと家賃の関係を徹底的に分析】

どちらにしても、「頭金がないから家が買えない」と言うことはありません。

ただし、頭金がなくて大丈夫だから貯金ゼロでも家が買えるというわけにはいきません。引っ越し代や仲介手数料など家を購入するには最低限のコストは必要です。

家を見てイメージを膨らます

準備が整ったら、実際に家を見に行きます。同世代で家を購入した人が周りに少ないなら、どんどんと家を見に行くべきです。

最初は買う家を見に行くというより、実際に家を見ることで条件に間違いがなかったか、価格とのバランスはどうかをチェックするつもりでいくとよいでしょう。その中で新たな発見をして、条件から変わることもあります。

ときには、家を見る中で、すべての条件を満たした家がないことに気付くかもしれません。それでも家を見ていくと、いくつかの出会いがあるはず。それは、家そのものかもしれませんし、ハウスメーカーかもしれません。

建売は建設中の家を見れないため信頼できるメーカーから購入することが必須条件と言えます。そのためには、不動産屋を訪ねるのではなく、チラシやWEB等を見て、ハウスメーカーを直接訪ねることも重要。理想の家に早く出会えることを願っています。

私たちシアーズエステートも、福岡県と佐賀県のハウスメーカーです。グループ全体ではすでに6000戸以上の住宅を引き渡してきました。注文住宅が中心ですが、そのノウハウを生かして建てた建売住宅も大変好評をいただいており、ぜひ多くの方に知っていただきたいと考えています。

シリーズ名はKurumie(クルミエ)。家計にうれしい家賃並みの支払いで注文住宅のクオリティを提供しています。

しかも売主ですから、仲介手数料なども不要で、ローンのサポートなども万全です。

若い皆さまも徹底サポートさせていただき、笑顔あふれるご家族が一組でも増えることを願っています。福岡・佐賀エリアで新築一戸建てをお探しなら、シアーズエステートにも足をお運びください。

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