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建売一戸建てで後悔しがちなことと回避法


監修者:金澤 哲

建売一戸建てで後悔しがちなことと回避法

一戸建て購入を決めても、部屋の数や狭さはどれくらい必要か、駐車場は何台停められるようにするのか、駅からの離はどれくらいか・・・。マイホーム購入に際しては、さまざまな疑問が頭の中を巡ります。

しかも、散々考えたにも関わらず、購入した後で予想外な事態が発生し、「判断を誤った」と感じる方がいらっしゃるのも事実です。一方で、後悔していない方も多いもの。

この違いは、家を購入するときにどれくらいの想定をしたかによるのかもしれません。もちろん、未来予測は難しいのですが・・・。

この記事では、これまで建売一戸建てを購入した方が後悔したことを挙げながら、その回避法について考えていきます。

家族が増えたことにより部屋が足りなくなった

「購入時点で家族は増やさないつもりだったのに、子どもが増えたことで狭く感じるようになった」

こうしたケースはよく聞きます。購入時には出産を考えていなかったものの、その後、子宝に恵まれたというケースや、出産を考えてはいたものの見積もりが甘かったケース、急に親の同居が決まったなど、背景はさまざまでしょう。

こうした後悔を避けるための回避法は、「現時点では必要がなくても、家族が増えることを想定し、部屋を余分に用意しておく」ことがベストでしょう。極めて単純なことですが、非常に重要なこととなります。

しかし、部屋が多くなると大きなリビングが手狭になるなど弊害もでてきます。こうなると、結局家族が増えなかった場合、デメリットに。これを避けるには、リビングの横の部屋を続き間としても、独立した部屋としても使えるなど、柔軟な用途に耐える間取りが理想です。

子ども部屋が必要なのは長くても20年くらいというのが一般的な考え方。お子さんが独立した後、家を有効に使うためにも、使い勝手のよい間取りは有効です。

子ども部屋は、どれくらいの広さが必要か?

ところで、子ども部屋はどの程度の広さがベストなのでしょうか。

例えば4畳以下の場合だと、ベッドを置くと学習机を置くことが難しくなります。最近はリビングなどで勉強をさせる方も増えていて、「勉強には使用せず、子ども部屋は寝るだけのスペースにする」という方もいるようです。

しかし、リビングなど家族が集まる場所は騒がしく、中高生になると勉強に集中できる場所を必要とするお子さんもいます。これを考えると、学習机とベッドを配置できる4畳以上、最低でも4.5畳の部屋を用意するのが無難です。

では、お子さんが2人いて、部屋を共有させる場合はどうでしょうか?
この場合、二段ベッドを使用すれば、1畳分は削減できます。他にも共有するものも出てくるので、最低6畳あれば何とかかるかもしれません。

もちろん、これは最低必要なスペース。お子さんが成長すれば「一人一部屋ほしい」と言うでしょうし、男女の組み合わせであれば部屋の割り振りは難しくなります。どちらにしても、やはり部屋は柔軟に対応できる方がよさそうです。

近所の人たちとの付き合いに疲弊した

賃貸の場合、ご近所の入れ替わりが激しく、また、町内会などのイベントごとも役員として参加しない地域が多いようです。

しかし、一軒家となると周囲も持ち家の方が多くなるため、賃貸ほど在住者が移り変わることはありません。また、町内会にも参加する方が多く、イベント行事も増えてきます。こうなると、同じ人たちと何十年と継続的に付き合うことになり、それを踏まえることが重要となります。

とは言え、最近はあまり濃密な関係を望まない方が増え、気を遣い過ぎる必要はありません。もちろん、トラブルを起こすような行動は避けるべきですが、理想的には、普段は挨拶程度で、何かがあったときには助けえる距離感がベストです。

そのためには、いくつかの家が同時期に販売される「分譲住宅」を新築で購入するのがよいと言われていることは意外と知られていません。

その理由は、家を購入する世代はお子さんの年齢が近いなど共通点も多く、一体感を持ちやすいこと。また、町内会や各種のイベントに参加する際も、同時期に参加する仲間がいると心強いからです。

ご近所の方と円滑な関係を築くには、引っ越したらなるべく早くご挨拶はしておくべきです。知らない間に引っ越してきて住んでいるのでは、「ご近所づきあいはしません」と宣言しているようなもの。

これから、歳を重ねる中で、どんなことで助けを借りるか分かりませんし、挨拶をしたからと言って濃厚な近所付き合いをしなければならないということもありません。人づきあいが苦手な方こそ、最初の挨拶はしっかりとしておくことをおすすめします。

突然の転勤や子どもの進学で住めなくなった

転勤の可能性がある方は、持ち家に住み続けることが困難になるケースがあります。また、家を離れないために家族の一人だけが単身赴任することもあります。

ほかにも、お子さんが別地域の学校への進学が決まったことで、持ち家が不要になるケース。それまでは地元で働いていて満足だったものが、何かのきっかけで「東京の〇〇支店で働きたい!」と突然思い立つケース。転職したと思ったら、違う地域の勤務になるケース。最近では、勤務会社は変わっていないのに、会社が別の地域に社屋を移転させるケースもあります。

このようなことを回避するのは、なかなか難しいもの。環境や気持ちの変化はその時にならなければわからず、予測不可能だからです。

こういったケースでは回避法ではなく、こうした事態が起きた後の対処法を検討すべきだと考えます。何よりもったいないのは、予測不可能なことが起こることを避けるために、マイホームを持つという夢をあきらめることです!

対処法のひとつとしては、持ち家の他に賃貸で部屋を借りるという選択肢です。単身赴任などがこのケースに当てはまるでしょう。持ち家を売ってしまうことはリスクが大きく、同時に愛着を持ったマイホームを簡単に手放したくないのと感じる人がほとんどのはず。また、将来的にマイホームに戻ることも考えれば、何らかの形で所持しておくべきでしょう。

でも、気になるのは、家賃を二重に負担すること。社宅の利用や家賃補助、学校であれば寮がある場合など、いろいろな方法があります。後ろ向きになる必要はありません。

また、家族で引っ越してしまおうと考える場合、マイホームを賃貸してしまう方法もあります。条件にもよりますが、住宅ローンの返済額より、賃貸の家賃の方が高いというケースは意外と多いもの。こうなれば、余裕をもった暮らしができます。

ローンの返済が辛い

一戸建て購入の際、必ずと言っていいほどついてくるのが住宅ローン。一括で支払う方はほぼいないので、多くの方が抱えることとなります。

住宅ローンを払えなくなる理由はいろいろ考えられるでしょう。例えば、会社の倒産、転職、子どもの進学など、さまざまなライフイベントにより支払いが厳しくなるケースがあります。

しかし、ほとんどの方は最後まで払いきっているので、心配し過ぎる必要はないのかもしれません。ローンを組む際には、銀行による審査があり、それに通らなければ住宅ローンを組むことができません。逆に言えば、借りれたのであれば信用されたことの裏返しなので、あとはしっかりと払っていけばよいだけとも言えます。

しかし、何とか払ってはいけるものの、厳しいと感じる方がいるのも事実です。個人的な感覚ですが、この傾向は注文住宅の方に多いと思っています。その理由は、土地を購入したタイミングでは、住宅の建築費を含めた総額が不明瞭だから。

住宅の価格は構造や設備により変わります。例えばトイレで言えば、水を溜めるタンクがなく、室内が広く見えるタンクレストイレと、普通のトイレのどっちがよいかと聞かれると、「タンクレストイレを付けたい!」と思うでしょう。これがあらゆるところで出てくるので、どうしても予算がオーバーしてしまいます。

その結果、住宅ローンを高く組んでしまい、結果として家族旅行などの出費が嵩むことはできず、家族のイベントも減り、それどころか、常に節約状態となってしまうのです。これでは、関係が悪くなってしまっても文句を言う先がありません。

こうした事態の回避方法は、無理のない住宅ローンを組むことしかありません。さまざまなライフイベントを想定した上で購入できる価格を決定すべきです。

建売住宅は土地と建物をセットで販売するものなので、最初から価格が明確になっていて、想定外にはなりません。

ちなみに、「どうしてもこんな設備が欲しい!」と感じるのであれば、売建住宅にするか、あるいはお金に余裕がでてきたタイミングで、後から設置する手もあります。

買った家が欠陥住宅で、問題が発生した

念願のマイホームだと喜んで住んでいたのに、数年で不都合が出てきたという話をチラホラ耳にします。その中には、欠陥住宅とは言えず価格相応だと思うものもありますが、雨漏れや、ドアや窓が閉まりにくくなるなど、明らかに施工技術が足りないものもあります。

他社が手がけたもので、基礎部分を調べて見ると継ぎはぎだらけという家を見たことがありますし、その結果、家が歪み、家にいる時間の長い奥さまが体調不良になったケースもあります。

欠陥住宅にもさまざまありますが、特に住宅の基礎部分や躯体にかかわる部分の問題は重大で、最悪の場合、建て替えるしかないこともあります。そこまでいかなくても、リフォームには費用と手間がかかります。何としても欠陥住宅は避けたいところでしょう。

これを避ける最大の対策は信頼できる施工業者、住宅メーカーが建てた家を選ぶことです。とくに建売住宅は、建築中の状態を見ることができないため、メーカーへの信頼がすべてと言っても過言ではありません。

これは大手のハウスメーカーだからよいという話ではありません。地域密着型の住宅メーカーや小規模な工務店でもすばらしい家を建てるところは多くありますし、さらにコストパフォーマンスがよいのが特徴です。

口コミを調べるほか、営業担当者の話を聞くなどして、自分の目で確かめるようにしてください。

ちなみにシアーズエステートは福岡県と佐賀県内の建売住宅を手がける住宅メーカーです。グループ会社では注文住宅も建築もしているので、建築技術はご満足いただけます。仲介手数料も発生しませんし、ローンのサポートなども万全。アフターサービスにもご満足いただいています。

福岡県と佐賀県で建売住宅の購入をご検討の際には、シアーズエステートをご検討ください。

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