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「マイホームブルー」に陥らない、幸せで賢い家の買い方


監修者:金澤 哲

「マイホームブルー」に陥らない、幸せで賢い家の買い方
「マイホームブルー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
マイホームブルーとは家の購入準備を進める中で、あるいは購入後に不安な感情が芽生え、気分が落ち込むことを言います。家を購入することは本来ハッピーなことのはずなのに、これを原因として家の購入をあきらめたり、離婚につながったりする方もいるそうです。
こうなるのは悲しいことですが、あらかじめ対策をしておけば、避けることができます。
ここではマイホームブルーにならない方法、またなってしまったときに気持ちを切り替える方法を紹介します。

マイホームブルーとは?

まずは、マイホームブルーの例を挙げてみます。

• 条件にあった家を探そうとあちこちを見に行ったけれど、満足した家が見つからず、悲しい気分になる。
• 気に入った家が見つかり、契約する段階になったが、恐くなって決断できなくなる。
• 契約したものの、時間が経つにつれて気になるところがたくさん出てきて、解約したくなる。

このようにマイホームブルーになるタイミングがいろいろです。

基本的には気分が落ち込んだり、不安が増したり、イライラが募るなど、精神的に不安定な状態になることを指します。そして、周りにあたり、喧嘩になってしてしまうケースがあるようです

マイホームブルーの3つの原因 

なぜマイホームブルーになるのでしょうか?
ここではよくあると言われる代表的なケースを3つ紹介します。

理想と現実のギャップを埋められない

家を購入したり、建てようとしたりするとき、何も妥協せず、理想通りの家を手に入れる人は確かにいます。ですが実際には、ほとんどの人がどこかに妥協をして家を手に入れ、限られた中で理想の家に近づけています。これは建売住宅だけでなく、注文住宅でも同じことです。

ところが、「ここは譲れない」と感じる条件が多くあったり、一度は妥協したものの、「やっぱり駅から近くて部屋数が多くないとイヤだ」となったりして、理想と現実のギャップが埋まらないことに苦しむ方がいらっしゃいます。

住宅ローン返済のプレッシャー

住宅ローンは金額的に大きなもので、長く返していかなければなりません。そのプレッシャーがマイホームブルーの原因となります。

特に最近は、大企業勤めでもずっと安泰ではないと言われ、「何かがあって経済的に苦しくなったらどうしよう」と考える方が増えていると言われます。

また近くに、世帯主が病に倒れた人が出てくると、「わが家でも同じようなことが起こるのではないか」と考える方が出てきます。

引っ越しで環境が変わることへの不安

多くの方が新しい家を買うと引っ越しをすることになります。そうなると、これまで築いてきたコミュニティから出てしまうことになり、不安を感じる方が多くなります。

そのような気持ちで新しい土地について調べていくと、どうしてもマイナスなイメージに引っ張られます。近くで事件が起こったことがあるとか、近所付き合いがめんどうくさい地域らしいなど。

多くはごく一部の方の意見に過ぎないのですが、気になり出すと、どんどん不安が大きくなります。

また、当初は新しい家に変わることを喜んでいたお子さんが、転校が近づいてから不安になり、どんどんと気落ちしていくケースもあります。

マイホームブルーを防ぐ方法

では、どのようにすればマイホームブルーにならないのでしょうか?
上記の3つについて、それぞれの対策を紹介していきます。

妥協は賢い選択であると納得する

まずはご夫婦、また同居するご家族全員でよく話し合い、納得しながら進めることが大切です。なぜなら、マイホームブルーのなった方の話を伺うと、「旦那がいいことだけを並べ、100点満点の家のように言っていた」とか、「最初から気に入らなかったけど、言い出せない雰囲気だった」などと言う方が多いからです。

特に気をつけたいのは、妥協すべき点をそのままうやむやにせず、「ここは妥協すべきだけれど、こんなところはよい点だよね」のように、妥協点も明確にして納得した上で、切り替えていくことです。

人は、マイナスな面が目につきだすと、プラスの面が見えなくなるタイミングがあります。そうならないように注意してください。

また実際に住んでから、どうしても気に入らなければリフォームができるという点も大切かもしれません。大々的なリフォームはお金もかかりますが、ちょっとした工夫で理想の家を作ることはできます。

ある方の例を紹介します。

Aさんはマイホームを購入したものの、どうしてもキッチンの雰囲気が好きになれず、料理をする気がなくなってしまうほどでした。ご主人にリフォームを提案したのですが、予算的に無理だと言われショックを受けていたとき、たまたま見たテレビで、芸能人がリフォームをしている姿を目にします。

素人では絶対に手を出せないと思っていたキッチンのリフォームをいとも簡単にやっている姿をみて、「私にもできるかも」と考えたのです。

そして壁紙を変えるセルフリフォームをはじめ、あちこちと手を入れている間に楽しくなり、今では家具を自作するまでになっています。

「自分が好きなようにリフォームできるのは持ち家ならでは。ちょっとしたDIYなら庭でできるし、一戸建てでよかった」と言っています。

住宅ローン返済は資産を形成していると考える

住宅ローンのプレッシャーに負けそうだという方がいらっしゃいます。ですが、金額の大小はあるにせよ、賃貸であっても家賃を払い続けなければならず、経済的な負担がなくなるわけではありません。

しかも、家賃を払い続ける状況では何も残りませんが、住宅ローンを払っていくことは資産を形成していくことであり、ここは大きな違いとなります。将来、子供に引き継ぐこともできますし、歳をとって住みにくくなれば、人に貸したり、売ったりという選択も出てきます。

あるご夫婦は、不安でしょうがなかった奥さまに、「何千万円ものローンを借りれたということは、それだけ社会的信用があるということだ」と伝えたと言います。

確かに、世の中には家を持ちたくてもローンが組めず、家を買えない人も多くいます。ローンを組めたこと自体が、社会に必要とされている人だと言う証明なわけです。

また、不運な事故や病気になり、ローンを組んだ人がお亡くなりになった場合や寝たきり(高度障害状態)になった場合、ローン残金をゼロにした上で、家は自分たちのものになる保険があります。

これは「団体信用生命保険」と言うもので、民間の銀行で住宅ローンを組むときには入会が義務づけられています(住宅金融支援機構のフラット35は任意加入)。万が一のときはこの保険に助けてもらえるので安心してください。

環境が変わっても大切な人との縁が切れるわけではない

引っ越しをすることで環境が変わってしまうことに寂しさを感じる方もいます。特にママ友さんのコミュニティはとても大切でかけがえのないもの。友人関係を新しく作ることが得意ではない方の場合、特に不安を感じるようです。

しかし、距離が離れても会う機会はありますし、LINEなどを通じてやり取りは続けられます。また、引っ越し先で新しい人との関係もできるので、パートナーがうまく気持ちを切り替えられるようにサポートをしてあげてください。

また、お子さんに伝えるきは、さらに配慮が必要です。
なぜなら、家が新しくなることと、引っ越しで転校することをイコールとして考えられないことがあるからです。

ある中学生の男の子の家族は、隣県に家を買い、引っ越すことが決まりました。引っ越しは新学期がはじまるタイミングにしたので、3ヶ月ありました。

小学生の妹には先生から頃合いを見て伝えるように言ったのですが、お兄ちゃんは「もう中学生だから・・・」と、自分からクラスメイトに伝えるように言いました。担任の先生もその日を待っていたそうです。

ところが言い出せないまま、終業式の日を迎えます。担任の先生もどうしようかと思っていると、あるクラスメイトが、「妹から聞いたんだけど・・・」と引っ越すことを言い出し、クラスの子に知られます。

結局、引っ越しの日にクラスメイトが色紙を持って見送りに来てくれ、美しい青春の1ページとなったそうです。

B君が最後まで引っ越すと言えなかったのは、学校が楽しく、別れがつらかったからとのこと。しかし、「黙って行ってしまえば、きっと悲しい別れになっていただろう」と親御さんが言っていました。

このケースではたまたま引っ越しを言い出すクラスメイトがいたからよかったものの、全ての人が同じようにいくとは言えません。

子供の心は非常にナイーブで、大人にはわからない部分があります。そういったことにも配慮しながら、しっかりと伝えていただければと思います。

マイホームブルーになってしまったらどうすればよいか?

ここまでは、マイホームブルーにならない方法をお伝えしてきましたが、どんなに気を遣ったつもりでも、「もしかして、気分が下がっている?」と感じることがあるかもしれません。

そのようなとき、「そのうち何とかなるだろう」などと放置するのはよくありません。なぜなら、家の購入をあきらめることになる可能性があるからです。

このような気配を感じたら、話を聞くことが大切。ポイントは、「気にしすぎ」と切り捨てないこと。これでは相手を否定することになってしまいます。

まずは、気にしていることを認めた上で、違った観点に意識が向くようにしていきます。

たとえば、引っ越し先の近所で買い物や外食を楽しむなど、よい面を見る機会を増やすのがよいですね。

最後に余談をひとつ。

ある奥さまは、賃貸マンションから自己所有の一戸建てに引っ越したのですが、あまり気に入っていませんでした。そしてことあるごとに、「マンションで暮らしていたころは幸せだったのに」と繰り返し、夫婦仲が日に日に険悪になっていました。

しかし、新型コロナの影響で世界的なパニック状態になったとき、奥さまが言ったそうです。

「うちは一戸建てだから、必要以上に人と接することがなくて安心。一戸建てを買ってよかった」と。

新型コロナのようなパニックが再び起こることは誰も望んでいませんが、何かがあったとき、自分が帰る家があること、そしてマイペースに自分の暮らしを守っていけることは大きな心の支えになります。

ぜひ納得した家選びをして、幸せな家庭を作ってください。

シアーズエステートは、グループ全体で引渡しを終えた住宅が6000戸以上(注文住宅約5600戸、建売住宅約400戸)。注文住宅のクオリティを建売住宅で実現し、多くのお客さまの支持をいただいています。しかも売主でもあるので仲介手数料などはかかりませんし、ローンのサポートなども万全です。

新築一戸建てをお探しなら、シアーズエステートをぜひご活用ください。

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