快適な家に欠かせない回遊動線、収納の関係とは?
暮しやすさにつながる家の動線とは?
家によっては、洗濯を干しに行くときにリビングでくつろいでいる家族に立ち上がってもらわなければならなかったり、来客時に見せたくないところまで見られてしまったり。帰宅したらできるだけ早く手を洗ってほしいのに、家の奥に入らないと洗面台がない家もあり、何かと不都合を感じます。
これらは、動線がよくない家、または動線を考えていない家となります。
家族に不評で、不自由な家
実例を挙げてみたいと思います。
私が子どもの頃によくお邪魔していた家です。おじいさまがこだわりを持って建てた注文住宅で、小学生だった私たちにもよく自慢していました。
ところが、友だちもお母さまも、不満が多かったと記憶しています。そして、遊びに行った私たちも、決して居心地がよいとは言えませんでした。
なぜなら、リビングの入り口から風呂場(脱衣所)が丸見え。ドアを閉める習慣がないおじいさまは、夕方になると入浴するため、毎回裸を見ることになります。
さらに、部屋数が多いことにこだわった結果、2階には四畳半の部屋が5つ。友だちの部屋はお兄ちゃんの部屋を通って入らなければならず、いい顔をされなかったのを記憶しています。
もちろんこの家が住みにくかったのは、要望をそのまま聞き、工夫をしなかった設計士の責任もあるでしょう。
しかし、購入者の要望によっては、また設計士との相性によっては、今でも決して快適とは言えない家が建っているのは事実です。
その点、建売住宅なら、最初から動線も考慮に入れた設計をします。そのため快適に住める家になるのです。
快適な家の秘密、回遊動線
ところで「回遊動線」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
回遊動線とは、動線上に行き止まりの場所がなく、家の中をぐるっと一周回れる動線のこと。いわば、家の中に近道があると言えば分かりやすいかもしれません。
例えばこの見取り図は、シアーズエステートの建売、33坪プランのものです。
この家では、リビングの隣に洋室があります。この洋室にはリビングから出入りできますが、室内に玄関ホールにつながったドアがあるので、こちらを使って出入りすることも可能です。
動画もありますので、参照していただけると幸いです。
https://youtu.be/CU5fweY3UYU
この回遊動線があることで、来客にあわせて、この部屋を有効に使えます。普段は子どもが遊ぶ姿を見えるようにしていても、仕切りドアを閉めてしまえば、雑多なイメージを隠すことができます。また洗濯物を取り込んでも、それを見せることなくたたむことが可能です。
回遊動線は、複数の導線を両立させるのに非常に役立ちます。また、開放感のある空間を作ることができ、家を大きく感じさせるメリットもあります。
もちろん、全ての部屋を通り抜けられるというのは無理ですし、それではプライバシーがなくなってしまいます。ですが、重要な所には回遊動線を設けることで、生活上のメリットは大きくアップします。
適切な配置の収納が満足度の高い家をつくる
複数の動線を確保するのに重要なポイントがもうひとつあります。それは収納が適切な場所にあること。玄関にはシューズボックスがなくてはなりませんし、キッチンには食器棚がなくてはなりません。
それは当然なのですが、さらに深く考えれば、そのサイズか適切な必要があり、うまく隠せるとより便利になります。
例えば、洋服は2階の各部屋にあっても、子どもの制服やコートなどは1階に収納できた方が便利かもしれません。しかし、コート掛けを置くと誰の目にも入り、かっこよいとは言えません。こうなると、洋服がしまえるクローゼットが1階にある必要がでてきます。
この収納の多さを実現できるのは一戸建てであり、適切に配置されているという意味では、建売住宅がすぐれているのかと思っています。
注文住宅のすべてに勝るとは言いませんが、設計士の腕によるところも多く、時にはここに収納スペースがあった方がいいんじゃないかという家を見かけます。逆にこんなにも作り付けの収納をつくったら、冷蔵庫はどこに置くんだろう?と疑問に思うケースも見かけます。
家族の時間を快適にするのは、その家でどんな生活がされるのかを意識し、さまざまな動線を確保できる設計をすることが大切です。
ぜひ、快適な家を購入し、幸せを実感してください。
最後に
シアーズエステートは、注文住宅のクオリティを建売住宅で実現し、多くのお客さまの支持をいただいています。
新築一戸建てをお探しなら、シアーズエステートをぜひご活用ください。