角地は本当に魅力的?デメリットを考える
角地のデメリット
それでは、角地のデメリットを見ていきましょう。
土地代や分譲価格が高い
角地は購入希望者が多いことから、他の土地よりも高い価格設定になっていることが多くなります。価格はさまざまな条件により変わるので一概には言えませんが、同じ形状で同じ広さの土地だとしても、1割~2割程度高いことが多いようです。
また角地は外構部分が広く、これも費用が高くなる原因です。外構とは、建物本体の外にある構造物を指す言葉で、具体的に言えば門や玄関に続くアプローチ、車庫、塀、垣根など。角地では2方向に柵などを設置する必要があるので、これが費用を押し上げます。
日当たりがよすぎることもある
日当たりがよいのが角地のメリットですが、反面、日が当たりすぎてまぶしく、夏場に室温が上がりすぎるケースもあります。また方角によっては西日が強く、早々にカーテンを閉めなければならないことも。
温度が上がりすぎる問題については、断熱を考えた素材を使ったり、手頃なカーテンを設置する、または夏場にのれんを活用したり、ゴーヤカーテンのように植物を活用する必要がでてきます。これらを楽しめる人には趣味となる可能性もありますが、面倒だと感じる方には大きなデメリットでしかありません。
プライバシーへの配慮が必要
視認性が高く防犯に役立つというメリットは、逆に言えば人目につきやすく、プライバシーへの配慮が必要ということです。
最近は高い塀を設置するデザインは減っているため、通行人から室内が見えやすくなっています。
庭は見えたとしても、室内まで見られないように注意が必要かもしれません。
万が一の交通事故の対策
車通りが多いところであれば、万が一、車が突っ込んできたときの心配が出てきます。最近はアクセルとブレーキを踏み間違える事故が増えていて、加速しながら家に突進してきたのでは話になりません。
もちろん修理は保険でまかなってもらえるかもしれませんが、だから心配はないとも言えませんよね。めったにないことではありますが、対策をしておかなければならない場所もあるでしょう。
道路斜線制限を気にしなければならない
道路斜線制限とは、簡単に言えば、道路に面した建物の高さを制限するルールです。細かなルールが設定されているうえ、道路と建物の距離が一定以上あれば制限を受けないなどの例外があったり、道路の太さが違う場合、狭い方の道路側の要件緩和があったりなど、複雑になっています。
建売であれば、このルールの中で建てられているので問題はありません。ですが、建て替えや増築をしようとする場合は、このルールを確認する必要が出てきます。
どういった人が角地を買うべきか
角地にはさまざまなデメリットがあることがお分かり頂けたと思います。ではどういった方が角地に向いているのでしょうか。
価格が高くても問題のない方
角地は他の家に比べ高額であるため、コスト負担が大きくなります。どんなに理想的な家でも、無理をすれば生活が苦しくなります。ここは慎重に選んでいただきたい部分です。
また、購入コストだけでなく、固定資産税も高くなります。多くの自治体では隅切り部分も自己所有。この面からも、コストに余裕がある方がよいと言えるでしょう。
プライバシーをあまり気にしない方
角地は防犯性が高いものの、プライバシーの面では配慮が必要となります。人目が気になるという方は、昼間でもカーテンを開けられないことになります。
一方で、あまり気にならないという方であれば、開放的で住み心地のよい住まいとなるでしょう。
また庭木の手入れも気になる方が多く、それを負担に感じる方もでてきます。交通事故などへの恐怖感も人によって違う部分。十分にご注意ください。
最後に
一般的に角地は魅力的と言われますが、細かく見ていけば、さまざまな条件によって自分にあっているかどうかは違ってきます。購入にあたってはハウスメーカーなどに相談し、最適な住まいを見つけてください。
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