建売住宅を選ぶときのハウスメーカーと工務店の違い
コスト
仮に、同じ土地に同じ家を建てると仮定すると、安く建てられるのは工務店だと言われます。
ハウスメーカーは、建材以外のコストが価格に反映されていることが多いです。たとえば広告宣伝費。大々的にCMを放映し、毎週のようにチラシを折り込むと、広告費が大きくなるのは想像できるでしょう。
また、人件費も影響します。企業規模が大きくなるほど、家を建てたり、売ったりする以外の人が増えます。
さらに、営業担当者にインセンティブを支払うハウスメーカーもあります。このコストは、実質的には価格に上乗せされています。
一方、工務店は余計な人件費はあまり必要ありません。また、自ら営業に回って仕事を取ってくるようなスタイルではないところも多くあります。こうなると無駄な人件費がかからず、広告宣伝費もかからないことから、安く仕上がることになります。
土地の仕入れ
建売の場合、ハウスメーカーや工務店がまず土地を購入し、そこに家を建て、土地と家をセットで販売します。
ハウスメーカーであれば、大きな土地を買って分譲したり、都心の駅近など、条件がよい土地を仕入れたりすることができます。ところが、工務店は資金力がないために、好条件の土地を仕入れられないこともあります。
一方、工務店は地域密着の特性から、前の持ち主から直接、土地を買えることもあります。このような場合、市場価格よりも安価なことが多く、これにより建売の価格も安くなります。
アフターメンテナンス
ハウスメーカーは関係性を長く保つため、定期的に「お困りのことはないですか?」と聞いてくれたり、外壁のメンテナンスが必要な頃になれば案内がきたりするケースもあります。
ただし、作業自体は地元の工務店やリフォーム業者を下請けとして行っていることも少なくありません。こうなると中間マージンが増える分、工事費は高くなります。
また、窓口はハウスメーカーでありながら、施工は下請け業者となるので、時間がかかることがあります。中には、又聞きで、情報が正しく伝わらないケースも。ハウスメーカーで家を購入する場合は、アフターメンテナンスの体制を確認しておくと安心です。
工務店は、会社によってアフターメンテナンスの考え方はさまざま。工務店側から声をかけないところあります。しかし、困ったときにすぐに駆け付けてくれ、ちょっとした作業も手ごろな価格で気軽に対応してもらえるなどの特徴もあります。
建設中に倒産するリスク
今の時代、企業規模の大小にかかわらず、倒産のリスクはあると言われます。ですが、現実には規模の小さい工務店の方が倒産の可能性は高まります。
建売で言えば、完成してから購入するのであれば問題はありません。ですが、好条件のものを工事中に購入するケースが増えており、建築中に倒産するリスクを考える必要がでてきます。
このリスクを防ぐために、工務店では「住宅完成保証制度」という制度を活用しています。不安がある方は、完成してから購入するか、リスク回避について説明をうけるとよいでしょう。
モデルハウス
建売住宅を建設中に購入する場合、どの業者に依頼すれば、どのような家が建つのかを知りたいと思うのは当然のことです。ハウスメーカーであれば、モデルハウスを見学することでイメージできます。実際、ほとんどのところがモデルハウスを持っています。
一方、工務店はよほどのところでない限り、モデルハウスを持っていません。たまたま近くに建築中の家があれば見ることもできるかもしれませんが、家の中にズカズカと入り込むわけにはいきません。
こうなると、口コミを探るしかなくなります。工務店は大工の腕前による差が大きく出ます。さらに、小規模になると評判を探すのも大変なので、不安を感じることもあるでしょう。
最後に
ハウスメーカーと工務店。どちらも得意な部分が違うので、どちらにするか迷う方も多いかと思います。
そのような場合は、ハウスメーカーと工務店のよいところをあわせもったところを選ぶのもよいかと思います。
シアーズエステートは、この両者の良いところをあわせもったメーカーです。注文住宅のクオリティを建売住宅で実現し、多くのお客さまの支持をいただいています。しかも売主でもあるので仲介手数料などはかかりませんし、ローンのサポートなども万全です。
新築一戸建てをお探しなら、シアーズエステートをぜひご活用ください。