平屋の気を付けてほしいポイントをご紹介します!
平屋の気を付けてほしいポイント
広い敷地が必要になる
広い家を建てようとすれば、2階建て、3階建てに比べ、それだけ広い敷地が必要になります。
土地は建築基準法により用途が定められており、建ぺい率、つまり敷地に対してどれぐらいの広さに家を建ててよいかが決められています。具体的には、エリアによって30~80%程度です。
たとえば、建ぺい率50%と決まりがあるところで平屋の家を建てようとすれば、家の倍の広さの土地が必要となります。広い土地を購入しようとすれば、それだけ費用は高くなりますし、固定資産税も毎年負担しなければなりません。
また、建ぺい率が問題にならなくても庭が狭くなったり、駐車スペースを十分にようできなかったりするケースもあります。これは大きなデメリットといえるでしょう。
日当たりや風通しが悪い部屋が出てくる
家の広さにもよりますが、2階建て、3階建ての家では、ほとんどの部屋に窓を設置するのが一般的です。しかし平屋では、中央部は外壁に接していない部屋となることがあり、窓を設置できないケースが出てきます。
そういった部屋に風を通そうとすれば、他の部屋の窓と各部屋のドアを開けるしかなく、面倒だと感じる方も多いようです。また、そういった部屋は暗くなるのも難点です。
セキュリティ面の不安が増える
平屋はセキュリティ面の不安が大きくなると言われています。泥棒や強盗は1階の窓から侵入することが多く、家が広くなれば、それだけ侵入しやすい窓も多くなるということです。不安だからと雨戸を閉め切っていると風通しが悪くなってしまいます。
また水害のとき、平屋は垂直避難できません。垂直避難とは家の上階へ逃げること。お子さんが小さい場合や介護が必要な方は、避難所に行くのが大変なため、この選択をする人が増えているようです。ハザードマップを見て、水害のある可能性がある場所では平屋は避けるべきでしょう。
プライバシー面への配慮が必要
平屋では、庭に面したところにリビングルームを配置する設計が多く、窓も大きく設置するため、周りの家から家全体が見渡しやすくなります。また、外壁の面積が大きく、外部から窓が目につきやすい特徴もあります。こうなると、プライバシーは守られにくくなります。
マンションなどでは、1階はプライバシーが守らずセキュリティ面にも不安があるという理由から、上階に比べて家賃が安く設定されるのが一般的です。平屋ではすべて1階になるわけですから、気になる方は庭の外壁や工夫や透けないカーテンの素材を選ぶなど、十分に配慮したものの設置をしなければなりません。
建築時の坪単価価格が高くなる
家の中でどこにお金をかけるかはさまざまな考え方がありますが、一般的に費用が高くなる代表的なものに建物の基礎(土台部分)があります。平屋建てはこの基礎が広くなるため、総建築コストが高くなる可能性があります。
また、屋根が広くなるのもコストを押し上げる一因。さらに、最近人気の庭を囲むようにコの字型の家を建てる場合、外壁が増え、これもコスト増加の原因になります。
家選びは慎重に。予算にあった家を探すことが重要
平屋の気を付けてほしいポイントを紹介しました。平屋に限ったことではありませんが、一長一短ですよね。家は高価な買い物であり、生活の基盤となるところですので、長い目で選ばなければなりません。
特にコスト面は注意しなければならず、気に入った家を手に入れたばかりに、毎日の生活が苦しくなっては意味がありません。ローンの返済は毎月あるもの。暮らしやすい家を予算内に収めるような家探しをすることをおすすめします。
最後に
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