平屋のメリットとデメリットを徹底分析!暮らし方から建築まで | 福岡のハウスメーカー

平屋のメリットとデメリットを徹底分析!
暮らし方から建築まで


監修者:事業責任者・取締役 金澤 哲

平屋のメリットとデメリットを徹底分析!暮らし方から建築まで
一軒家を建てようと思ったとき、平屋がいいなと思う方もいるでしょう。平屋とは2階建て、3階建てなどではなく、1階建ての建物(一戸建て)のこと。魅力的な点が多い反面、手放しで選択できるものでもありません。 この記事では平屋のメリットとデメリットを紹介していきます。

注目度が上がっている「平屋」とは?

平屋とは一階建ての一戸建てのこと。平らな家だから平屋といいます。多くの寺社仏閣はある意味、平屋なわけで、古くから伝わる日本古来の建築法だともいえます。

一般の家についても、2階建て、3階建てで家を建てる必要がなかった時代は、多くの家が平屋でした。しかし最近はかなり減っていますし、都心部ではほとんど見かけることがなくなりました。

その一方で、「平屋の家がほしい」とハウスメーカーに相談するケースは増加傾向にあります。実際、平屋の建築数(新築着工件数)は2014年に約2,600戸だったものが、2019年には約4,500戸に増えています(国土交通省 建築着工統計調査より)。まだまだ件数は少ないものの、注目度は確実に上がっているのです。

平屋のメリット7つ

では、平屋のメリットを紹介しましょう。生活面から建築時にかかるものまで、7つあります。

1.バリアフリーな空間をつくれる

平屋の一番のメリットは、何といってもバリアフリーな空間が実現できるという点です。

バリアフリーを考えるとき、一番厄介なのは段差。特に2階建ては家の中に階段があるので、大きな問題となります。高齢になり、階段の昇り降りができなくなってしまうと、室内エレベーターをつけたり、階段昇降機をつけたりするわけですが、スペースも必要ですし、コスト負担も大きくなります。

また、昇り降りができないほどではなくても、億劫だからと上階に行かない方も多くなります。その点、階段がない平屋であれば、いくつになっても家を広く使えるというわけです。

もちろん平屋でも、玄関に段差があるなど注意するべき点はありますが、少しの配慮でバリアフリーが叶うのは魅力です。

2.家族のコミュニケーションがとりやすい

平屋の暮らしはコミュニケーションがとりやすく、安心感があります。たとえば2階建ての場合、年頃になったお子さんの様子をみられるようにと、リビングイン階段(リビングルームに階段を配置するスタイル)にするケースもあります。これは、階が違うことでコミュニケーションがとりにくくなることを避ける工夫です。

しかし、平屋であれば家族の距離が近いのでいつでも存在を意識できます。子育て世代はもちろん、シニア世代と同居する場合にも好まれるのはこういった理由もあります。

3.自然を感じやすく、ペットもよろこぶ

一戸建ての魅力は庭があること。ガーデニングを楽しんだり、家庭菜園を作ったり。木を植えたりする家もありますね。このような場合、平屋であれば庭に出やすく、ますます趣味の庭づくりを楽しめます。

また、犬を飼っている場合も、階段のない家は快適。室内飼いなら広い家を自由に行き来し屋外へも出かけやすくなります。外飼いでも、いつでも様子を見ることができます。ペットとの暮らしが豊かになりますね。

4.地震や火災のときも安心

火災のとき、1階から出火し、2階にいる人が気つかず、煙に巻かれて逃げ遅れるのはよく聞く話です。炎は上に燃え上がりますし、炎がなくても一酸化炭素が充満すれば身動きが取れなくなります。その点、平屋であれば屋外へ逃げやすいので安心です。

また地震のときも、すぐに屋外に避難できるのも平屋ならでは。家が倒壊し、家屋の下敷きになるのも怖いですし、家が無事でも、2階にいてどこに逃げればいいかとオロオロしてしまう心配もありません。災害に強いのは平屋のメリットだといえるでしょう。

5.高い天井や採光性のよい窓、小屋裏がつくりやすい

天井の高い家を建てやすいのも平屋のよいところ。同じ広さでも、天井が高ければ空間は広く感じます。

一般的に住宅地は第一種低層住居専用地域か第二種低層住居専用地域に多く建てられます。この場合、建物の高さは10mか12mのうち、「都市計画で定められたものを超えてはならない」と決められています。この範囲で2階建て、3階建てを建てようとすると、必然的に制限がでてくるわけです。

平屋であれば勾配のある屋根をかけて大きな窓を作り、冬の暖かな日差しを室内に取り込めるようにしたり、小屋裏を作ったりもできます。

また、太陽光発電を行う場合、屋根が広いので太陽光パネルを多く置け、発電量が多くなります。これもメリットでしょう。

6.安定した構造の家が建てられる

2階建てなどにすると、土台はそれだけ重いものを支えなければなりませんし、一階部分は2階以上を支えなければなりません。平屋であれば低重心で、建物の構造としては安定します。

また、十分な耐震性を持ちながら柱や梁を少なくできるため、広々とした、使い勝手のよい空間を作ることが可能です。

7.メンテナンスコストが抑えられる

最近の一戸建ては長く住めるようになりましたが、より永く住むためには定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。たとえば屋根や外壁のペンキの塗り替えをする場合、多層階であればしっかりとした足場を建てる必要があります。こなると、必然的にコストは高くなります。

もっと身近な問題としては、エアコンの付け替えでさえ、高所作業となる場合があり、取り付け費が高額になります。

またキッチンや浴室トイレなどの給配管がつまったとき、平屋であれば管の距離が短いため原因追求がしやすく、修理もシンプルな対応で済みます。老朽化により、新しい物に取り替えるときもやりやすくなります。つまりメンテナンスコストを考えると平屋の方がメリットは多いというわけです。

平屋のデメリット6つ

さまざまなメリットが多い平屋ですが、一方ではデメリットも存在します。続いては6つのデメリットの紹介です。

1.広い敷地が必要になる

広い家を建てようとすれば、2階建て、3階建てに比べ、それだけ広い敷地が必要になります。

土地は建築基準法により用途が定められており、建ぺい率、つまり敷地に対してどれぐらいの広さに家を建ててよいかが決められています。具体的には、エリアによって30~80%程度です。

たとえば、建ぺい率50%と決まりがあるところで平屋の家を建てようとすれば、家の倍の広さの土地が必要となります。広い土地を購入しようとすれば、それだけ費用は高くなりますし、固定資産税も毎年負担しなければなりません。

また、建ぺい率が問題にならなくても庭が狭くなったり、駐車スペースを十分にようできなかったりするケースもあります。これは大きなデメリットといえるでしょう。

2.日当たりや風通しが悪い部屋が出てくる

家の広さにもよりますが、2階建て、3階建ての家では、ほとんどの部屋に窓を設置するのが一般的です。しかし平屋では、中央部は外壁に接していない部屋となることがあり、窓を設置できないケースが出てきます。

そういった部屋に風を通そうとすれば、他の部屋の窓と各部屋のドアを開けるしかなく、面倒だと感じる方も多いようです。また、そういった部屋は暗くなるのも難点です。

3.セキュリティ面の不安が増える

平屋はセキュリティ面の不安が大きくなると言われています。泥棒や強盗は1階の窓から侵入することが多く、家が広くなれば、それだけ侵入しやすい窓も多くなるということです。不安だからと雨戸を閉め切っていると風通しが悪くなってしまいます。

また水害のとき、平屋は垂直避難できません。垂直避難とは家の上階へ逃げること。お子さんが小さい場合や介護が必要な方は、避難所に行くのが大変なため、この選択をする人が増えているようです。ハザードマップを見て、水害のある可能性がある場所では平屋は避けるべきでしょう。

4.プライバシー面への配慮が必要

平屋では、庭に面したところにリビングルームを配置する設計が多く、窓も大きく設置するため、周りの家から家全体が見渡しやすくなります。また、外壁の面積が大きく、外部から窓が目につきやすい特徴もあります。こうなると、プライバシーは守られにくくなります。

マンションなどでは、1階はプライバシーが守らずセキュリティ面にも不安があるという理由から、上階に比べて家賃が安く設定されるのが一般的です。平屋ではすべて1階になるわけですから、気になる方は庭の外壁や工夫や透けないカーテンの素材を選ぶなど、十分に配慮したものの設置をしなければなりません。

5.建築時の坪単価価格が高くなる

家の中でどこにお金をかけるかはさまざまな考え方がありますが、一般的に費用が高くなる代表的なものに建物の基礎(土台部分)があります。平屋建てはこの基礎が広くなるため、総建築コストが高くなる可能性があります。

また、屋根が広くなるのもコストを押し上げる一因。さらに、最近人気の庭を囲むようにコの字型の家を建てる場合、外壁が増え、これもコスト増加の原因になります。

家選びは慎重に。予算にあった家を探すことが重要

平屋のメリット、デメリットを紹介しました。平屋に限ったことではありませんが、一長一短ですよね。家は高価な買い物であり、生活の基盤となるところですので、長い目で選ばなければなりません。

特にコスト面は注意しなければならず、気に入った家を手に入れたばかりに、毎日の生活が苦しくなっては意味がありません。ローンの返済は毎月あるもの。暮らしやすい家を予算内に収めるような家探しをすることをおすすめします。

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