住宅ローンはいくら借りられる?年収別に試算してみた

公開日:2021/02/01最終更新日:2024年3月14日
新築一戸建てを買うとき、住宅ローンを借りるという人がほとんどです。自分の年収だと、いくら借りられるのかが分からなければ家を探すこともできないという声も聞こえてきます。 そこで今回は、年収別にいくら借りられるのかをシミュレーションしてみます。

住宅ローン借入可能額を年収別に試算

では、住宅ローンとしてどれぐらいのお金を借りることができるのでしょうか。一般的には、「年収の7倍借りることができる」などと言う方もいるようですが、漠然としていますよね。実際の借入可能額を見てみると、一概に7倍とは言い切れません。そこで、より具体的に見ていくことにしましょう。

当然ながら、住宅ローンを借りるときには審査があり、年収はもちろん、勤務年数やローン終了時の年齢、物件の担保価値など、さまざまな項目をチェックされます。つまり、一概に「年収がこれだけあれば、これくらい借りられる」と言い切れるものではありません。ここで示すのはあくまでも年収だけを参考にした目安であることをご了承ください。

また、年収から見てどれぐらいの金額が借りられるのかはとても重要ですが、もうひとつ注意したいことがあります。それは金融機関によって(ときには住宅ローンの商品によって)、借入可能な金額は変わるということです。その理由が、金利の選択による場合もありますし、金融機関の基準の違いによる場合もあります。具体的な違いについては、事前審査を受ける前によくお調べいただければと思います。

フラット35、都市銀行、ネットバンクで比較してみた 

ここでは、3つの金融機関(商品)でシミュレーションをしたいと思います。3つとは、以下となります。

• 住宅ローンの代表とも言える「フラット35」
• 都市銀行を代表して「りそな銀行」
• 金利が安いと言われるネット銀行を代表して「auじぶん銀行」

借入期間は住宅ローンで一般的に最長と言われる35年とします。そして、金利が違えば借入可能金額も変わってきます。ここで使用するのは、各商品で設定されている2021年1月現在の金利から選択しています。りそな銀行とauじぶん銀行は10年固定金利の場合で試算しました。フラット35は全期間固定金利となっていますが、取り扱い金融機関によって金利が変わります。そこで、もっとも多いと言われている金利としました。

金利は基本的に、毎月発表されています。また、同じ銀行でも商品によって金利が違うことがありますので、実際に借りるときにはよくチェックするようにしてください。

なお試算する年収は、300万から1000万まで百万円単位とします。実際に住宅ローンを借りるときには諸経費が必要となりますが、これは銀行によって多少のずれがあるため、今回のシミュレーションでは勘案していません。 

試算結果


では、試算の結果を発表します!

年収 フラット35 りそな銀行 auじぶん銀行
(年利) 1.290% 0.595%
(10年固定金利)
0.525%
(10年固定金利)
300万円 2,533万円 2,170万円 2,300万円
400万円 3,941万円 2,900万円 3,060万円
500万円 4,926万円 3,620万円 3,830万円
600万円 5,912万円 4,350万円 4,600万円
700万円 6,897万円 5,080万円 5,370万円
800万円 7,882万円 5,800万円 6,130万円
900万円 8,000万円
(借入可能上限額)
6,530万円 6,900万円
1000万円 8,000万円
(借入可能上限額)
7,250万円 7,670万円

[参照]
グラフ内の数値は、各社のサイトで試算したものを記載しています。
フラット35
りそな銀行
auじぶん銀行

ご覧いただければわかる通り、都市銀行を代表するりそな銀行でも、ネット銀行を代表するauじぶん銀行でも、数百万円の差はあるものの大きな差はありません。これは多くの民間金融機関でもほぼ同じだということを示していると思われます。一般的に「年収の7倍の住宅ローンが組める」と言われるのは、これらの数字がおよそ7倍だからかもしれませんね。

一方、フラット35に関してはかなりの違いがあります。たとえば800万円の年収の人が借入可能な金額は、りそな銀行5,800万円、auじぶん銀行6,130万円に対し、フラット35は7,882万円。りそな銀行と比較すれば、2,000万円以上の差があるわけですから、なんと大きな差でしょうか!

フラット35は、半官半民の住宅ローンと呼ばれるもので、民間の金融機関で手続きを行います。つまり、りそな銀行の窓口でも手続きができるということ。商品によって、これだけ大きな差があるわけですから、これも住宅ローン選びの重要なポイントになりそうです。 

住宅ローンの借入金額はできるだけ減らす

年収に合わせた借入可能金額がお分かりいただけたかと思いますが、当然ながらこの金額いっぱいまで借りてしまうと日々の生活は苦しくなります。 家を買ってはみたものの、がまんばかりの生活では幸せとは言えません。特に、お子さんの教育費を捻出できないことにつらさを感じる方は多いものです。

また、家族の体調不良や転職での収入が減ったとき、少しの減額にも対応できないのは厳しいもの。多少の余裕をもって住宅ローンを組む方がよいでしょう。

最後に

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