固定資産税の納税方法とポイント
固定資産税の納税手続き
固定資産税の手続きはどのようにすればよいのでしょうか?
これについては、申告などの手続きは特に必要ありません。
家を購入すると、「所有者は私です」と証明するために、所有権を登記します。たとえば、ハウスメーカーから建売住宅を購入した場合、引き渡しのタイミングで登記することとなります。
その情報を得た市町村は、翌年の1月1日時点での登記情報を元に税額を算出し、納税義務者である所有者へ「納税通知書」を送付します。納税通知書が納税者の手元に届くのは、毎年4~6月頃。これを持って納税をすればよいというわけです。
納税は1月1日時点の所有者に課せられるわけですから、新築家屋について課税がはじまるのは登記した年の翌年から。つまり、12月に登記するのと、1月に登記するのでは、支払い開始に1年間の差があることになります。
固定資産税の納税方法
固定資産税の納付は、各税務署の窓口のほか、納付書を使って各金融機関で振り込んだり、コンビニで支払ったりできます。また、口座振替手続きをして自動引落にすれば、うっかり忘れるということを防げます。さらに最近は、クレジットカードで支払うことが可能な自治体も増えていて、便利になりました。
支払いは、1年分を一括納付するか、4期に分けて分納することになります。分納の場合、6月、9月、12月、2月が納付期限となっています(自治体により例外あり)。納付書は、一括分と分納分がひとつの封筒に入れられていることが多く、全期分納税したのにも関わらず、さらに分納分も支払ってしてしまう方もいますのでご注意ください。
固定資産税の負担を抑えるポイント
残念ながら、固定資産税額自体を低く抑える方法はありません。一括で払っても、分納をしても、合計金額は同じです。しかし、以下のような方法で、負担を減らすことが可能かもしれません。
クレジットカードで支払い、ポイントを得る
固定資産税は安いものではありません。と言うことは、クレジットカードで支払えば得られるポイントも大きいということです。ただし、決済手数料が別途必要なケースもあるので、しっかり確認して判断してください。
払い忘れでの延滞税は絶対にNO!
固定資産税は支払期限を過ぎた場合、延滞税が発生します。どれくらい遅れたら請求されはじめるのかは自治体により違いがあるようですが、延滞税の発生は、納付期限の翌日からとなります。しかも、決して安い金額ではありません。
延滞税は1か月以内の場合、原則として年7.3%。1ヵ月を経過した場合は税率が変わり、年14.6%と「財務大臣が公示した割合(特例基準割合)+7.3」のいずれか低い割合となります(平成26年以後)。令和2年は、年8.9%でした。
ちなみに、都市銀行でフラット35を活用して住宅ローンを組んだ場合、金利は1.2~1.4%ほど。延滞税がいかに高いかがお分かりいただけるでしょう。
このため、支払い忘れを防ごうと口座振替を活用する人が多くいます。もちろん、残高のチェックは忘れずに。
災害にあったら減免がある可能性も
火災や台風、地震などが起こり、家やそこに住む人が被災した場合、固定資産税の減免を受けられる可能性があります。要件は自治体によって異なるので、被災した場合は各自治体へ問い合わせるようにしてください。
最後に
固定資産税は家を購入したら、所有している限り払い続けなければならない税金です。ただし、減税措置などもありますので、十分にチェックするようにしてください。また、税額の基準となる固定資産税評価額は担当者が一戸ずつ算出しています。疑問を感じる部分があったときには問い合わせてみるとよいでしょう。
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