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テレワークで理想のマイホームを実現?住宅選びのポイントを解説


監修者:金澤 哲

テレワークで理想のマイホームを実現?住宅選びのポイントを解説
近年、働き方改革の促進や感染症対策を背景に、テレワークが急速に普及しています。テレワークは、IT技術を駆使して場所や時間に捉われない働き方ができる魅力的なワークスタイルです。そしてテレワークの普及に伴い、人々の住まいに対する考え方や価値観にも変化が生じています。 今回は、テレワークにおける住環境の重要性やマイホーム購入におけるポイントなどを考えていきます。

テレワークは社会全体的に普及が進んでいる

NTTが約3万人の従業員を対象に、テレワーク中心の勤務体系を発表したのは記憶に新しいところです。また、メルカリやヤフーなどの有名企業もテレワークを促進し、全国どこでも居住可能にするなど、私たちの労働環境や住環境に大きな変化が訪れています。

国土交通省によると、全就業者におけるテレワーカーの割合は、令和3年度において27%と過去最高の数値を記録しています。

令和3年度テレワーク人口実態調査-調査結果-
出典:国土交通省「令和3年度テレワーク人口実態調査-調査結果-(P12)」
https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/content/001471979.pdf

このことから、これまでのオフィス出社とは異なり、自宅などでテレワークを行う人が年々増加していることがわかります。

テレワークでは、住環境がより一層大事になる

テレワークで働く場所には自宅やサテライトオフィス、カフェなどが挙げられますが、多くの場合、在宅勤務として自宅で働く機会が多くなるでしょう。そのため、テレワークでは住環境がこれまで以上に重要になります。

従来のオフィス通勤の場合は、日中の大半の時間を会社で過ごすため、家にいる時間はあまり多くありませんでした。なかには、自宅は食事や入浴、睡眠のためだけの空間になっていたという人もいるでしょう。

一方、在宅勤務の場合は、仕事の時間・プライベートの時間ともに自宅で過ごすことになります。つまり、1日中家にいることになるのです。したがって、人生で過ごす時間において住環境に占めるウェイトが高くなるため、住居はとても重要な要素となります。さらには、住居が快適であるかどうかで仕事のパフォーマンスやモチベーションにも大きく影響します。

テレワークによってマイホーム購入の選択肢が広がる

テレワークで享受できる大きなメリットの1つとして、マイホーム購入の選択肢が広がる点があります。ここでは、テレワークによって幅広くマイホーム購入を検討できる理由を3点紹介します。

購入予算をより多く確保できる

テレワークを行うことで、マイホーム購入にあてる予算をより多く確保することが可能です。テレワークでは基本的に自宅で働くことなるため、スーツや革靴などの購入費を大幅に削ることができます。

また、昼食を自宅でとることで、通勤時に外でランチをしていた場合よりも安く抑えられるでしょう。

テレワークでは上記のような費用をカットできる分、マイホームの購入費により多くの予算を割くことができるようになります。

マンションタイプではなく、憧れの戸建てタイプも検討できる

本当は戸建てへの憧れがあるものの、職場への通勤や駅近条件などを考えた結果、マンション購入に落ち着くという人もこれまで多くいました。

しかし、テレワークによって通勤が不要になれば、郊外の立地で広々とした戸建ても検討できるようになります。

リクルート住まいカンパニーによると、マイホーム購入時に「新築一戸建てのみ」を検討する人の割合が2020年時点で39%となり、2014年以降最も多い割合となっています。

出典:リクルート住まいカンパニー「2020年首都圏 新築分譲一戸建て契約者動向調査(P14)」
https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruit-sumai/press/upload/PressRelease_kodate_2020.pdf

上記の調査結果からもわかるように、テレワークの普及に伴い、戸建て住宅を検討する人が増えているのです。

海沿いや緑豊かな立地も選択可能

テレワークによって職場へのアクセスや都心部にこだわる必要がなくなることで、海沿いや緑豊かなエリアなど、本当に住みたいエリアを選択できるようになります。

フルリモート可能で居住地を自由に選択できる職場であれば、さらに選択肢は広がります。たとえば、東京都や大阪府の都心部に住んでいる人が、自然豊かな福岡県の海沿いエリアにマイホームを購入して移り住むこともできるでしょう。

テレワークを快適にする部屋のポイント

テレワークでは基本的に自宅で仕事をすることになるため、快適に働くための部屋設計も重要です。テレワークを快適にする部屋のポイントを以下で紹介します。

部屋の広さ

まずは部屋の広さです。ノートパソコン1台のみで働ける人であれば、コンパクトサイズのデスクと在宅勤務用の椅子があれば最低限の仕事環境は整えられます。

一方、プリンターを使う機会のある場合や仕事の資料を多く収納する場合は、4畳半程度の広さは欲しいところです。

部屋の設備

次に部屋の設備です。在宅勤務を行う部屋には、快適に働くために以下の設備は必要となります。

・パソコンやスマートフォンを充電するためのコンセント
・部屋の照明
・インターネット環境
・エアコン
・引き出しや棚

テレワークでも十分なパフォーマンスを発揮するために、オフィスで働く場合と比べて遜色のないワークスペースを整えるようにしましょう。

部屋の場所

部屋の広さや設備に加えて、在宅勤務を行う部屋の場所も大切です。在宅勤務を行う場合、子どもやペットと同じ空間にいることで、なかなか集中できないという声もあります。

自宅でも仕事でパフォーマンスを発揮するためには、集中できる環境で働くことが不可欠です。そのためには、子ども部屋やリビングから離れた場所に個室をつくる、ワークスペースに仕切りを設けるなどの工夫をするとよいでしょう。

また、部屋が道路に面している場合、車の通行による騒音が入る可能性もあります。道路が近くにある場合は、なるべく道路から離れた部屋で働くことも意識しておきたいポイントです。

なお、集中できる環境としては個室や仕切りのある部屋が望ましいですが、子育て中などで子どもから目を離せない人もいるかもしれません。その場合は室内が見渡せるオープンな場所に在宅勤務用のスペースをつくるなど、ご自身の生活状況に合わせて柔軟に設計していくようにしましょう。

マイホームでテレワークを行う際の注意点

マイホームでテレワークを実施する際は、いくつか注意しなければならない点も存在します。ここでは、マイホームでテレワークを行う際の注意点を解説します。

インターネット環境

テレワークを行う際は、快適なインターネット環境が整っていることが必須条件です。インターネット環境が不十分な場合、ファイルを開く際に多くの時間がかかる、Web会議で音声が途切れるなど、業務に大きな支障をきたします。

したがって、マイホームを購入するエリアの電波状況に問題がないかを事前に確認しておくことが重要です。また、安定したインターネット環境を整備するために、光回線などの高速・大容量通信プランを検討するとよいでしょう。

日当たり条件

日当たり条件も忘れずに確認しておきたいポイントです。基本的に日当たりは良好であることに越したことはないですが、在宅勤務を行う部屋の日当たりが良すぎる場合、パソコン画面が見にくくなるおそれがあります。

明るすぎることで目が疲れてしまったり、Web会議の際にカメラ映りに影響が出てしまったりするため、部屋の日当たり条件についても意識しておきましょう。

音もれ対策

テレワークでは、Web会議の音声などが周囲に響く可能性があります。家族に迷惑がかかることや情報漏えいのリスクが心配という人は、音漏れ対策も忘れずに行いましょう。

たとえば、床や壁などに防音性能の高い設備を取り入れる、防音シートで保護するなどの対策があります。 

セキュリティ対策

自宅で働く際は、しっかりとセキュリティ対策を行うことも重要です。技術進歩などによってセキュリティ脅威は年々高まっているため、テレワークを行う場合も注意が必要となります。

たとえば、会社のサーバーにアクセスする際は許可されたネットワーク経由でのみアクセスする、重要な書類は鍵付きのキャビネットに保管するなど、出社時と同等のセキュリティ対策を施すようにしましょう。

マイホーム購入を決断する際に意識しておくべきポイント

テレワークによって、さまざまなエリアをマイホーム購入の候補地とすることができるでしょう。マイホームの購入を決断する際は、以下のポイントをあらかじめ意識しておくことが重要です。

事前に現地を訪れておく

マイホームを購入するエリアには、これから長い間住むことになります。そのため、しっかりと事前調査をしておくことが大切です。これまであまり行ったことのないエリアの場合は、事前に現地を訪れておくとよいでしょう。

また、同じ場所でも曜日や時間帯によって人混み具合や街並みが異なるため、できれば現地のホテルなどで宿泊して1~2日程度確認してみるのが理想です。

今後も職場のテレワーク環境が続くか確認する

テレワークを前提にマイホーム購入を決断する場合は、今後も職場のテレワーク制度が継続されるかどうかを事前に確認しておきましょう。

感染症の蔓延状況が落ち着いてきたら、通常通りの出勤体制に戻す会社もあります。フルリモートを想定して遠方にマイホームを購入した結果、通常の出勤体制に戻って長距離の通勤を余儀なくされるのは避けたいところです。

あるいは今後もテレワークを重視する場合は、将来の転職も視野に入れながらスキルアップに励むことも大事なポイントです。

マイホームで快適なテレワーク環境を手に入れましょう

働き方改革や感染症対策などの社会情勢の変化を背景に、テレワークが社会全体として急速に普及しています。それに伴い、快適な住環境を整える重要性がより一層高まっているといえます。

テレワークによって通勤の必要がなくなることで、たとえば海沿いや緑豊かな立地に一戸建てを購入する人生プランも実現可能です。また、テレワークを考慮した部屋のレイアウトや設備の設計をすることで、自宅にいながら快適な仕事環境を整えることができます。

注文住宅であれば自由に部屋を設計できるため、テレワークでの仕事のパフォーマンスを最大化させることができるでしょう。加えて、自分好みのマイホームを築くことで、仕事とプライベートを両立させた理想的なライフスタイルを送れるようになります。

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