家を購入するタイミングはいつが理想的?年齢、年収など聞いてみた!

「いつか家を買いたい」と考えている方は多いと思います。しかし、具体的にいつかというと、「うーん?」となる方も多いのかもしれません。「頭金がいくらか貯まったら」「歳をとりすぎないうちに」と思っている方は、いつにするべきでしょうか?
そこで、すでに家を購入した人が、どのようなタイミングで家を買ったのか。数年たって、どのように思っているのかを紹介します。
そこで、すでに家を購入した人が、どのようなタイミングで家を買ったのか。数年たって、どのように思っているのかを紹介します。
目 次
家を購入するいろいろなタイミング
実際に家を購入した人に聞いてみると、「計画的に購入した」という人もいれば、「気に入った物件があったから即決した」という人もいます。もちろん性格にもよるのですが、何が正解と一概に言えるわけではありません。計画的に購入しようと、一生懸命に頭金を貯めていたのに、気がついたら子供の教育費に消えていて、ローンが組みづらい年齢になっていたなどという悲しい例も決して少なくないからです。
分譲住宅購入時の世帯主の平均年齢は38.6歳
まず、データで平均値を見てみましょう。国土交通省が発表している「令和元年度 住宅市場動向調査」の中に、分譲住宅を購入した人の数値がでています。この調査の対象となったのは、平成30年度中(平成30年4月から平成31年3月)に家を購入した人です(この調査自体は多岐にわたっており、住み替えや建て替え、リフォームを行った人にも調査しています)。これによると、分譲戸建住宅購入時の世帯主の平均年齢は38.6歳。一時所得(はじめて住宅を購入)に限ると36.8歳となります。
次に見るのは世帯年収です。分譲戸建住宅を購入したときの平均の世帯年収は688万円。一次取得に限ると641万円となっています。
30代後半といえば、多くの人が結婚し、お子さんがいるような世代です。収入は少し高めに見えますが、あくまでも世帯年収ですので、共稼ぎであればご夫婦の合算となります。30代男性の平均年収は300万円台だといわれていますので、ご夫婦共にフルタイムで働いているか、平均より高めの収入を得ている方とパートタイムのご夫婦といった感じでしょうか。
とはいえ、これは全国平均ですので、例外は多くあると思われます。
一戸建てをライフステージに合わせて購入した人の声
次に、ライフステージにあわせて家を購入した人の声を見ていきましょう。特に多いと言われるのは、
• 結婚を機に
• お子さんの節目に合わせて
• 老後のため
だと言われています。これについては、それぞれのお声を聞いていますのでご紹介します。
結婚を機に建売一戸建てを購入
まずは、結婚を機に家を購入した Aさんです。結婚されたのはご主人が41歳、奥さまが33歳のとき。ご主人は若いときから、「結婚するときには奥さまに家をプレゼントしよう」計画していたとのことで、そのための貯金をずっとしていたそうです。先に家を購入しなかったのは、家にいる時間は女性の方が多いため、意見を尊重したいと思ったからとのこと。
また奥さまは、いつか一戸建てに住むのが夢だったそう。結婚が決まり、新居を探そうというタイミングで、「家を購入しないか」と言われ、泣いて喜んだと言います。
奥さまが重視したのは、ある程度の広さの庭があること。マンションを検討したことはなく、庭が広いなら中古でもしょうがないかなと思っていたところ、条件にあった建売を見つけ、購入に至ったそうです。
ご主人の実家へからの支援もあり、近隣のマンションを賃貸するときの賃料相場よりも安いローン負担ですんでいるそうです。
お子さんの小学校入学前に家を購入
続いてはお子さんの進学を見据えて家を購入したBさんを紹介します。彼らが家を探し出したのは、一人目のお子さんが保育園の年長になった春。
「いつか家を買おうと夫婦で話していたのですが、学校に入ってからだと転校することになるかもしれません。それであれば保育園の間がいいのではないかと家を探すことにしました」
元々住んでいた地域にご主人の実家があり、仕事を続けたかった奥さまは、離れても2~3駅だなと考えていたそうです。当初は、年長の間に引っ越せればいいと考えていたそうですが、条件に合った分譲住宅をすぐに見つけることができ、更地の状態で購入。完成まで2ヶ月待って、ご夫婦の夏休みを利用して引っ越しをしたそうです。
家探しはもっと時間がかかると思っていたとのこと。
「家から保育園までの距離は長くなってしまいましたが、半年ちょっとの間、がんばって通いました。実は引っ越し直前に第二子がお腹にいることが発覚。このタイミングで引っ越すのは無理じゃないかとも思いましたが、主人ががんばってくれました。今となってはそれもよい思い出です」
卒園時には保育園のお友だちを呼んでホームパーティーを開催したとのこと。今でもママ友さんたちと交流があるそうです。
ご両親との同居のために一戸建てを購入
さて、もうひと方。ご両親と同居するための家をご購入されたCさんです。お父様が脳出血になったことでリハビリが必要になり、お世話を兼ねて同居することとなり、家を購入したそうです。足に軽い麻痺が残ったため段差の少ない家を探す必要があり、マンションしかないと考えていたそうですが、気に入ったのは一戸建て。1階部分は小さな段差しかなく、手すりなどを後付すれば十分使えそうだと、購入に踏み切ったそうです。
「目的が介護ですから、本当であれば注文住宅でバリアフリーの家とするのが正しいのかもしれません。でも、予算的な問題もあり、中古のマンションしかないかなと思っていました。たまたま新聞に折り込まれていたチラシを見て、これなら買える範囲だから見に行こうとなったのが今の家。価格的に無理もなく、手すりなどは助成金も返ってきたので、かえってよかったと思っています」
家は2階建て。2階部分は自分たち家族が使い、1階の部屋をご両親に使ってもらっているそうです。1階にリビングやダイニング、お風呂などがあるので、日常生活は交流を持ちながらプライベートタイムは別々。程よい距離感で、嫁姑問題もないとのことでした。
引っ越しの必要に迫られ一軒家を購入
さて最後に紹介するのは、2戸目の家を買ったDさんです。元々住んでいたのは、ご主人が結婚前に購入したマンション。住環境としては申し分なかったのですが、ご主人の勤務先が会社ごと移転。通勤に2時間以上かかるようになり、「このままではいつか倒れる」と引っ越しを考えだしたそう。
しかし、賃貸は壁紙を好みにできないなどルールも多く、マンションを売って買い替えようという話がでてきます。
「主人は年齢が高いので長期のローンを組むことに抵抗があり、最初はマンションを売って、それを頭金にするつもりでした。でも調べてみると、手持ちの貯金で前に住んでいたマンションをある程度繰り上げ返済し、さらに新しい家をフルローンで購入できることがわかりました。マンションを賃貸に出せば家賃収入があり、これを新しい家のローン返済にあてれば不安もありません。住宅ローン減税もあり、生活はむしろ楽になるのでは?と考えました」
2戸目の家ということで予算的に余裕があまりなく、中古の家をと思っていたところ、手頃な価格で建売住宅を購入できることが分かり、購入することにしたそう。
「自分たちが2つも家を持つなんて想像もしていなかったし、今でも信じられません。でもずっと賃貸に住んでいれば、単に引っ越しをしただけ。ずっと家賃を払い続けなければならなかったわけで、持ち家がいかにお得なことかを知れました」
Dさんは定年後、自分たちがマンションに戻り、今度は一戸建てを賃貸に出すことを計画中だそうです。
皆さん、それぞれのタイミングで家を購入されていますが、共通しておっしゃるのは、「家を購入してよかった」ということ。 幸せな家庭を築くのに、家は大きな存在なのですね。
快適な家を探すためにするべきこと
家を買おうとなると、さまざまな思いが広がります。庭でガーデニングがしたいとか、お子さんに部屋をあげたいなど。ただし、家を購入するのに大きなネックとなるのは予算です。ここで理想の家を探しだし、無理をしてしまうと、日々の生活が苦しくなってしまいます。では、どういったことを考えて家を選べばよいのでしょうか。
特に迷う方の多い、2つのポイントを考えてみます。
一戸建てか、マンションか?
家を購入するとき、一戸建てにするかマンションにするかで迷う方は多くいます。頑丈な家という意味ではマンションが圧倒的に有利ですが、足音を気にしながら生活したり、理事会活動などがあったりするのもマンションの特徴です。満足度が高いと答える一方で、気にしなければならないことが多くて神経を使うという方が多いのも、集合住宅ならではでしょう。
何を基準にするかはそれぞれかと思いますが、お子さんや介護を考えて、一戸建てを選ぶ方も多くいます。先ほど紹介したCさんは、庭で遊ぶ孫たちを見るご両親を見て、一戸建てを買って正解だったと思ったそうです。そして、自分たちにも孫ができたとき、この庭で遊ぶ姿を見たいと思ったそうです。
どんな暮らしをしたいかはそれぞれですが、今だけでなく、これから先の人生も描けるのはマイホームならではですね。
新築にするか中古にするか
新築と中古で悩む方も多くいらっしゃいます。日本は圧倒的に新築の方が、人気があります。では、なぜ中古住宅を選ぶのかといえば、「予算的な問題で」という方が大半を占めます。また、注文住宅などでは実際の建物を見ることができず、日当たりや風通し、建物の雰囲気などが分からないから不安だという方も多くいます。家は長く住むもの。新しい物件はそれだけ建物の寿命長くなるわけですから、長い目で見れば新築の方が有利と言えるでしょう。また建売であれば建物を見てから購入することもでき、「完成してみたら雰囲気が違った」などということもありません。
さらに予算の面でも、建売住宅は一定の企画のもと作られるので材料の調達コストが安く、設計費用も低く抑えられるので、注文住宅に比べるとかなり購入しやすくなっています。新築をあきらめる前に、さまざまなハウスメーカーや不動産屋を回ってみるのもいいかもしれません。
シアーズエステートは、グループ全体で引渡しを終えた住宅が6000戸以上(注文住宅約5600戸、建売住宅約400戸)。注文住宅のクオリティを建売住宅で実現し、多くのお客さまの支持をいただいています。しかも売主でもあるので仲介手数料などはかかりませんし、ローンのサポートなども万全です。
新築一戸建てをお探しなら、シアーズエステートをぜひご活用ください。
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